「姉さん、ロールプレイング
についてなんだけど」
「そうだね。そろそろ説明
しちゃおうか！」
「ロールプレイングって言
うと……テレビゲームに
よくある形だよな」
「うん。ロールプレイング
ゲームってよくいうよね。
あれは主人公が誰と会話
してどんな行動をしたか
とか、どんな行動をして
戦いになってその後の
世界は……っていう感じ
じゃない？」
「英雄の肖像を追うゲーム
だよね。最近のゲーム。
TRPGはどっちかってい
うとナンバリングが若い
FFやDQってイメージが
ある」
「余計わけがわからん」
「昔のFFやDQって
仲間の名前を決めて
自分の好みの職業に
つかせてから更に
転職させてみたいな
遊び方してたじゃん」
「うんうん、初めのほう
ってそんな感じだった
よね。今の時代でいう
ならオンラインゲーム
がTRPGに近いんじゃ
ないかなって思います」
「挨拶をして、クエスト
をみんなで話したり
教えたりでクリアして
挨拶をして別れる……
ほんとですね」
「まあハードが機械で処理
されているから手書きの
キャラシとか要らないし
そういう意味では味気な
いけどオンラインゲーム
も楽しいよね」
「サービス終了……ｳｯ」
「それ以上はいけない」
「でもそうだね。
ロールプレイでいくつか
例をいうと
『行動ロール』
『会話ロール』
『ダイスロール』
の3つがあるよ」
「信也たちにわかりやす
いようにゲームを例に
してみるね」
「行動ロールは移動や物など
へのアクションだと思うと
いいよ。『あやしいつぼが
ある。どうしますか？』
『こわすorこわさない』
みたいなのが行動ロールの
基本だったりする」
「で、会話ロールは……
そのまんまだね。
『話しかける』って言う
コマンドがそのまま会話
ロールになる。ゲームの
システムによっては補正
が貰えたり、ヒントが貰
えたりするね」
「ダイスロールに関しては
これをロールプレイと
呼ばない人もいるんだ。
一応PLの行動としてはダ
イスを振るだけだからね。
一応『スキルや魔法』を
選んでから『発動』して
『どんな風になったか』
までがダイスロールって
ことになるよ」
「GMさんが
『じゃあロールを挟もう』
っていったときは大抵
その時のシーン描写なので
行動ロールと会話ロール
を楽しんでいこう！」
「逆に『ダイスを振って』って
言う時はダイスロールだから
改めてGMさんに技能の宣言
をしてダイスを振って判定を
待つようにしようね」
「ダイスを振るように言われる
までは振っちゃいけないって
ことか？」
「そうともいいにくいんだよね
この業界、セルフ判定が出来
ちゃうんです。なのでGMさん
に提案してGMさんがOKだせ
ば大丈夫なんだけど……」
「気が早い人の場合、GMが
悩んでる間にダイス振って
しまうってこともあるし。
初めての場合、慣れていな
い場合は、GMさんの判断
を優先するといいと思う。
もしもやりたいことがある
場合はちゃんと宣言して
理由を話して、GMから
のOKが出たらがいいね」
「つまり何でも進行役に相談
しろってことか。
わりとまともで安心したわ」
「あ、それじゃあ次に
セッション？について
聞きたいんですが……」
「あ、じゃあ休憩をはさんで
から説明するねー。
美味しいケーキ貰ったの」
「………」
「？」
「明後日の試験の準備完了」
「あっ！！忘れてた！？」
「道理で静かだと思った。
ノート貸してください」
「実は私も終わってたりします」
「おい、佳宏」
「並行作業が得意な人って
ほんっと羨ましい…！！」
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ロールに関しては異常になります！ 他にもシステムによってはAPPロール(イケメン/美女ロールプレイ)などもあったりしますね。ダイスの出目に関してはGMやKPに聞いた方がいいです。
なぜなら大成功、大失敗の値が卓で違うこともあります(これらの通常のルールがGMの調整によって判定しやすくなった形をハウスルールといいます)
ロールプレイはTRPGの基本であり花形であり主役でもあります。他人に迷惑をかけない範囲で楽しくプレイしましょう。
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